トランプ次期大統領のもとに企業のCEOらが連日訪れ「トランプ詣で」「マーアラゴ巡礼」と報じられている。最近注目されているのは巨大IT企業、通称GAFAのトップ。先月メタのザッカーバーグ氏、先週グーグルのピチャイ氏、そしてアップルのクック氏がそれぞれマーアラゴを訪問。今週にはアマゾンのベゾス氏が訪れるとされている。もともとGAFAとトランプ氏とは関係があまり良くなかったが関係改善に舵を切ったかたち。その背景にはイーロンマスク氏など企業のCEOが大勢政権入りしており“CEOはトランプ氏の政権と戦うよりも政策を形づくる方が良いと認識しはじめた”とみられる。更に昨日TikTokのチュウCEOも訪れた。TikTokは親会社が中国企業で、安全保障上問題があるとしてアメリカ議会で今年4月にアメリカでの事業を売却しなければ国内での配信を禁止する法律が成立。発効が来月19日に迫っている事から何らかの対応を要請したとみられる。TikTokは法律の発効を一時的に止める緊急の差し止め命令を出すよう連邦最高裁判所に申し立てていたが、書面ではトランプ氏らがTikTokを支援すると表明しており、次期政権に時間を与えるためにも一時的に止めるべきなどとしている。これにトランプ氏は検討してみるなどとしていた。しかしこの法案は共和党が主導して成立したもの。
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