イタリア北部で開かれているG7主要7か国の財務相中央銀行総裁会議は、日本から鈴木財務大臣と日銀の植田総裁が出席していて、日本時間の午後3時半ごろ2日目の議論が始まった。ウクライナへの支援が主なテーマとなり、経済制裁として凍結したロシア側の資産を復興などの支援に向けてどう扱うか話し合われる見通し。EUヨーロッパ連合が凍結した資産の利子から得られる収益を活用することで合意しているほか、米国では、資産そのものを没収して活用を可能にする法律が成立し、実施についてはG7などと連携すべきとしている。各国が対応を探る中、この問題でどこまで協調できるかが焦点となっていて、すべての議論の終了後、共同声明を取りまとめる予定。初日の議論では、中国の過剰生産の問題が世界経済に及ぼす悪影響を懸念する意見も相次いでいて、これらの議論を踏まえ、声明でどういったメッセージを発信するかも注目される。