トランプ政権のもとで駐日大使を務めたハガティ上院議員は10日、米国のCBSテレビのインタビューに応じた。この中でウクライナへの軍事支援について「相当な金額が使われている。米国国民は国境が崩壊していることなど国内の問題に焦点を当てることを求めている」と述べ、支援の継続に否定的な立場を示した。その上でハガティ氏はウクライナで多くの犠牲者が出ていることに触れ、トランプ氏が今後、停戦に向けた働きかけを行うという見通しを示した。トランプ氏はウクライナへの軍事支援に消極的な姿勢を示していて、支援がどこまで継続されるかが焦点となっている。一方、同盟国との関係についてハガティ氏は「各国がそれぞれ防衛力の強化を図るべきだ」と強調し、防衛費を増額し防衛力を強化する日本の取り組みについては「前向きな動きだ」と評価した。ハガティ氏について米国メディアは、2期目のトランプ政権で国務長官などの閣僚ポストに起用される可能性があると伝えている。