ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで作られた伝統工芸品を通して、豊かな文化を知ってもらおうという催しが、長崎市で開かれている。この催しはウクライナ出身で長崎大学の大学院で学んだアナスタシア・ストラシコさんなどが企画した。会場にはウクライナで作られた500点以上の作品が展示、販売されている。伝統衣装「ヴィシヴァンカ」は、リネンのシャツにきめ細かな刺繍があしらわれている。ユネスコの無形文化遺産にも登録されている伝統工芸「ペトリキウカ塗り」の小物入れは、鮮やかな色合いが特徴で1点1点、異なるデザインが施されている。ウクライナでは伝統工芸品作りが盛んだが、ストラシコさんによると4年前に軍事侵攻が始まってから観光客が訪れなくなった他、地元の人たちも買い控えるようになっていて、新たな販路を作って作家を後押ししようと、日本での販売を始めたという。この催しは5月12日まで、長崎市中心部にある浜屋百貨店で開かれている。
