宮城県気仙沼市出身の大学生・畠中瑛護さんは地元気仙沼市を舞台にした気仙沼クエストを作り続けている。主人公は気仙沼市のゆるキャラ「ホヤぼーや」。3年前には仮設住宅での非難の心構えを学べるゲームを作った。さらに今月はカラフルなホヤぼーやが登場するゲームを作った。ここには特別な思いがあるという。先月気仙沼市にいたという畠山さん。2011年3月11日に発生した東日本大震災。東北には巨大な津波が押し寄せ、畠山さんの自宅も全壊した。当時小学2年生だった畠山さん、津波を見ることはなかったが、被災者の言葉をゲームに活かしたいと考えた。畠山さんさんは祖母である重子さんを訪ねた。畠山さんは重子さんに早く避難するにはどうしたらいいのかと質問する。重子さんは旦那さんの遺言が「上さあがれよ」だったと語る。そしてとにかくそれぞれ逃げることが大切だという。三陸地方には「津波てんでこ」という言葉がある。これは津波がきたら各自それぞれバラバラに高台に逃げろとう意味だという。また車で逃げる際に水に飲み込まれたという斎藤さんはなんとか抜け出せたと語る。東日本大震災の壮絶な体験の証言。それをどうゲームで表現するのか、畠山さんは答えが出せなかった。
被災した人たちの話を聞いてから10日後、ゲームは楽しいものという畠山さんだったが手は止まってしまった。災害をどう描くかに悩んでいるという。災害時の気仙沼の動画を確認する畠山さん。畠山さんはその映像に涙を流した。今月大学を卒業する畠山さんの卒業制作はゲーム。そのタイトルは津波てんでんこクエスト。ゲームは仮設住宅で友達を100人作ることを目的としており、余震に見舞われながらも友達を作るのか、逃げるのかを選択する。震災時津波から逃げた経験のある常山さんは逃げることに躊躇はなかったと話し、ホヤぼーやのエピソードに結びつけている。気仙沼で話を聞いた長谷川さんの話を参考にもした。また今回のゲームで畠山さんは津波をゲームでは表現しなかった。どうしても津波をコミカルに描くことは出来なかったという。ゲームだからこそ伝えられることがあると畠山さんは考え、防災は知識よりも経験と心構えなのだと語った。畠山さんは祖母の重子さんにゲームのことを報告した。
被災した人たちの話を聞いてから10日後、ゲームは楽しいものという畠山さんだったが手は止まってしまった。災害をどう描くかに悩んでいるという。災害時の気仙沼の動画を確認する畠山さん。畠山さんはその映像に涙を流した。今月大学を卒業する畠山さんの卒業制作はゲーム。そのタイトルは津波てんでんこクエスト。ゲームは仮設住宅で友達を100人作ることを目的としており、余震に見舞われながらも友達を作るのか、逃げるのかを選択する。震災時津波から逃げた経験のある常山さんは逃げることに躊躇はなかったと話し、ホヤぼーやのエピソードに結びつけている。気仙沼で話を聞いた長谷川さんの話を参考にもした。また今回のゲームで畠山さんは津波をゲームでは表現しなかった。どうしても津波をコミカルに描くことは出来なかったという。ゲームだからこそ伝えられることがあると畠山さんは考え、防災は知識よりも経験と心構えなのだと語った。畠山さんは祖母の重子さんにゲームのことを報告した。