ロシアとウクライナの高官級の直接協議は約3年ぶりにトルコで行われ、それぞれ1000人の捕虜を近く交換することで合意した。ウクライナ側が強く求める30日間の無条件停戦については、あり方をそれぞれが提示するということで、今後も協議を続けるとしている。トルコ・イスタンブールで、メジンスキー大統領補佐官率いる代表団と、ウメロフ国防相率いる代表団の直接協議が行われた。仲介役としてトルコ・フィダン外相も出席し、約2時間協議が行われた。渡辺信は、ロシア側の関係者の話として、3年ぶりに対話が再開したことは意義があるが、双方の立場は大きく異なるままだと述べ、事態の打開に繋がるかは見通せず、当面軍事侵攻は終わらないという見方を示したと伝えた。ロシアとウクライナ双方は、停戦に向けた鍵を握るトランプ政権をどう取り込むのか主導権争いを繰り広げている。