ハンガリー議会は26日、スウェーデンのNATO加盟を認める法案について賛成多数で可決した。必要となる全てのNATO加盟国の承認を得られたことになり、スウェーデンは32番目の加盟国となる。スウェーデンのクリステション首相は「スウェーデンにとって歴史的な日となった」とした上で、「ヨーロッパと大西洋の安全保障に対して責任を負う用意がある」と決意を示した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアの脅威を考慮するとスウェーデンの加盟は間違いなく同盟を強化するだろう」とコメント。「ウクライナのNATO加盟を進めるために加盟国と協力することを楽しみにしている」とし、改めて加盟に意欲を示した。またNATOのストルテンベルグ事務総長はスウェーデンの加盟について「NATOをより強くする」と歓迎した上で、「プーチン大統領はNATOの扉を閉ざす試みに成功しなかった」とコメントしている。