トランプ大統領は、イギリスのかつての首相、チェンバレン氏か、それともチャーチル氏か。チェンバレン氏はナチス・ドイツへの融和政策で知られている。1938年のドイツ・ミュンヘン会議で、ナチス・ドイツの要求に応じ、チェコスロバキアの一部を割譲した。この判断はヒトラー氏の帝国主義的な野望を止められず失策として歴史に刻まれることになった。この状況が今のウクライナ情勢とにているとして、ヒトラーをプーチン氏と重ね合わせる見方がある。エストニアのツァフクナ外相は、去年11月のウォール・ストリート・ジャーナルに「トランプ次期大統領はチェンバレン氏ではなくチャーチル氏になるべきだ」と寄稿した。チャーチルはヒトラー氏に強い姿勢で臨み戦争を勝利に導いた指導者。