モンゴルの首都ウランバートルではきょうから2日間の日程で日本や米国、中国など30か国以上の当局者や専門家が参加し、北東アジア地域の安全保障問題を話し合うウランバートル対話が始まった。北朝鮮は友好国であるモンゴルでの会議に2018年まで外務省傘下の研究所の所長などを派遣していて、日本は北朝鮮側と接触し、拉致問題や核ミサイル開発に対する日本の立場を伝えてきた。今回、日本の外務省は担当職員を派遣していたが、モンゴル外務省によると北朝鮮の担当者は出席していない。北朝鮮関係筋はNHKの取材に対して日本や米国が敵視政策を続ける中、会議に参加して成果があるとは思わないと話していて、対話を拒否する姿勢を改めて示した形。