ロシアの軍事侵攻が続く中、ウクライナの復興について話し合う会議が日本など60か国以上の政府や関係者が集まってドイツで開かれた。会議に出席したウクライナ・ゼレンスキー大統領は防空システムへの支援の強化を改めて訴えた。ドイツ議会はゼレンスキー大統領を大歓迎したが極右とポピュリスト左翼は欠席した。ゼレンスキー大統領はヨーロッパ議会選挙での極右の波について「親ロシアのポピュリズムはウクライナだけでなく全ヨーロッパに悪い影響を与える」と述べた。この戦闘でロシアの優位は空にあるとしてできる限りの防空支援を求めてベルリンにやってきた。また「武器の力だけを信じているわけではない、外交にチャンスを与えたい」と今週末、スイスで開かれる平和サミットを念頭に発言した。ショルツ首相はウクライナの復興に5000億ドル近くが必要だとした世界銀行の試算に触れ、民間に投資を呼びかけた。EUのフォンデアライエン委員長は「ウクライナはEU加盟への全てのステップを踏んでいるので加盟交渉は今月中に開始すべき」とした。