続いては大阪万博から55年を経たにも関わらず、中々実現しない人間洗濯機の歴史。1970年の大阪万博ではワイヤレステレホンやテレビ電話、電気自動車といった最新技術が紹介され、後に実用化を果たしている。しかし、三洋電機が展示した人間洗濯機「ウルトラソニックバス」は未だに実現の気配がない。それもそのはず、このウルトラソニックバスは高さと幅が共に2mとあまりにも大きく、その上頭を洗えないという致命的な問題を抱えていた。さらに、現在の価値で1台2500万円と値段も超高価であったため実用性はひどく乏しかったのだ。
しかし、これで人間洗濯機の開発が終わった訳ではなかった。1999年には美容機器メーカーが10億円かけて最新型人間洗濯機「サンテルバン999」を開発したものの、6年で販売中止に。様々な問題から現在に至るまで実現していない人間洗濯機だが、2025年の大阪・関西万博でのリベンジが計画されているという。そのキーマンとなるのが、大阪万博と大阪・関西万博の両万博に技術者として参加している山谷英二氏だ。山谷氏は当時勤務していた三洋電機会長の指示を受け、30歳で人間洗濯機「ウルトラソニックバス」を開発。開発されたマシンは先に挙げた通りの問題を抱えていたが、同時にある先進的な機能も備えていたという。
しかし、これで人間洗濯機の開発が終わった訳ではなかった。1999年には美容機器メーカーが10億円かけて最新型人間洗濯機「サンテルバン999」を開発したものの、6年で販売中止に。様々な問題から現在に至るまで実現していない人間洗濯機だが、2025年の大阪・関西万博でのリベンジが計画されているという。そのキーマンとなるのが、大阪万博と大阪・関西万博の両万博に技術者として参加している山谷英二氏だ。山谷氏は当時勤務していた三洋電機会長の指示を受け、30歳で人間洗濯機「ウルトラソニックバス」を開発。開発されたマシンは先に挙げた通りの問題を抱えていたが、同時にある先進的な機能も備えていたという。