- 出演者
- バカリズム 永島優美 伊集院光 アンミカ ゆうちゃみ
オープニング映像。
オープニングの挨拶。
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- 2025年日本国際博覧会
1970年に開催された大阪万博は国民の2人に1人にあたる6421万人が来場する大イベントとなった。当時の大阪万博では未来の住宅や月の石、人間洗濯機といった最新技術が展示され、そうした近未来を疑似体験しようと多くの人が集まったのである。
最初のテーマは万博で鮮烈デビューしたもの史。世界最初の万博となった1851年開催の第1回ロンドン万博では世界初のFAXが展示され、多くの人を驚かせた。それから2年後の1853年、ニューヨーク万博ではエレベーターが登場。1889年のパリ万博では高さ312mのエッフェル塔が登場し、フランスの技術力を世界に見せつけた。こうしたテクノロジーだけでなく、水族館や観覧車といったエンターテインメントも万博で初登場。1964年のニューヨーク万博ではウォルト・ディズニーがパビリオンの演出を担当し、後のディズニーランドにおける定番となる「イッツ・ア・スモールワールド」が初登場している。ちなみに、日本が初めて万博に参加したのは1867年の第2回パリ万博。この万博で日本は芸者を展示したという。
1900年に開催された第5回パリ万博では「動く歩道」が初登場。これは会場内に設置された3kmの歩道で、どこからでも乗り降りできた。そして、1939年のニューヨーク万博では二足歩行するロボットがデビュー。このロボットはタバコを吸うことができたという。
家庭用品やグルメの中にも万博でデビューしたものは多く、1939年のニューヨーク万博ではテレビやシステムキッチン、食器洗浄機が初登場。1970年の大阪万博ではサンヨー館が「フラワーキッチン」を展示。これは格納型の電子レンジや自動配膳機能を備えた未来の食卓だった。さらにはリクライニングベッドやカラーテレビ、ステレオ装置などをコンパクトに組み込んだ「健康カプセル」なるものも。過去に目を向ければ、1876年のフィラデルフィア万博ではさくらんぼの種をキレイに取ることができる道具といった変わり種の家庭用品も。一方、グルメでは身近になった缶コーヒーやケンタッキーフライドチキンが大阪万博で日本デビュー。他にもアミューズメント施設で定番となっているグルメはほとんどが万博でデビューしており、ポップコーンは1893年のシカゴ万博で初登場。ハンバーガーや綿飴、アイスのコーンも1904年のセントルイス万博でデビューしたメニューだ。
シカゴ万博では他にもある食べ物が生まれている。生み出されたきっかけは熱いソーセージを売っていた屋台の店主があるアイデアを思いついたことだという。
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- シカゴ万国博覧会
シカゴ万博では熱いソーセージを売っていた屋台の店主がソーセージをパンに挟み、ホットドッグを生み出した。
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- シカゴ万国博覧会
続いては大阪万博から55年を経たにも関わらず、中々実現しない人間洗濯機の歴史。1970年の大阪万博ではワイヤレステレホンやテレビ電話、電気自動車といった最新技術が紹介され、後に実用化を果たしている。しかし、三洋電機が展示した人間洗濯機「ウルトラソニックバス」は未だに実現の気配がない。それもそのはず、このウルトラソニックバスは高さと幅が共に2mとあまりにも大きく、その上頭を洗えないという致命的な問題を抱えていた。さらに、現在の価値で1台2500万円と値段も超高価であったため実用性はひどく乏しかったのだ。
しかし、これで人間洗濯機の開発が終わった訳ではなかった。1999年には美容機器メーカーが10億円かけて最新型人間洗濯機「サンテルバン999」を開発したものの、6年で販売中止に。様々な問題から現在に至るまで実現していない人間洗濯機だが、2025年の大阪・関西万博でのリベンジが計画されているという。そのキーマンとなるのが、大阪万博と大阪・関西万博の両万博に技術者として参加している山谷英二氏だ。山谷氏は当時勤務していた三洋電機会長の指示を受け、30歳で人間洗濯機「ウルトラソニックバス」を開発。開発されたマシンは先に挙げた通りの問題を抱えていたが、同時にある先進的な機能も備えていたという。
様々な問題を抱えていたウルトラソニックバスだが、同時に超音波で発生する細かな泡を使って洗浄するとう先進的な機能を備えていた。この技術は現在、メガネ洗浄機の技術に活かされている。大阪万博の翌年となる1971年に三洋電機は人間洗濯機の小型化に成功するが、人間洗濯機の立役者である山谷氏はプロジェクトから外されてしまい、そのまま定年。再びの転機となったのは2020年、油性ペンの線がシャワーを当てるだけで消える「ウルトラファインバブル」という技術を目にしたこと。これはウルトラソニックバスで山谷氏が考案したものとほとんど同じ技術で、いてもたってもいられなくなった山谷氏はシャワーを開発したサイエンス社に自身を売り込むことに。同社の会長である青山氏は大阪万博で人間洗濯機を目にしたうちの1人で、その開発者である山谷氏との再会を果たしたことで人間洗濯機の開発プロジェクトは再び動き出すことに。
ミラブル社の青山会長と面会した山谷氏は2025年の大阪・関西万博にミラブル社が人間洗濯機を展示することを聞かされ、プロジェクトに参加することに。こうして、山谷氏は50年ぶりに人間洗濯機の開発に関わることになったのである。現在は開発チームと協議を進めており、人間洗濯機の模型も完成。この最新型人間洗濯機のボディには映像を投影できるようになっているが、これは山谷氏のアイデアだという。
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2025年の大阪・関西万博に展示予定の最新人間洗濯機。内部では身体を洗うだけでなく、ヒーリング効果のある音楽が流れるなどの進化を遂げている。そして、頭も洗うことができるようになり、サイズも小型化に成功と実用化に向けて大きく進歩を遂げた。山谷氏は人間洗濯機にこだわる理由について、「介護業界では必ず役に立つはず」という信念を持っているからだと話している。
万博記念公園の中にある「EXPO’70パビリオン」では大阪万博で展示された資料などが保管されており、現在も見学が可能。そして、別館には太陽の塔に設置されていた「黄金の顔」などが保管されており、生で見ることができる。
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2023年11月23日(21:00)