松屋銀座の地下2階に冷凍食品が並んでいる売り場がある。その名も「ギンザ フローズン グルメ」である。全国の有名店の人気グルメ約350種類の冷凍食品がある。中でも目玉は銀ぶらグルメで日東コーナーやみかわやなど銀座の老舗や名店とコラボした独自開発した物が並んでいる。仕掛け人は食品部の今井克俊さん(54)で全国各地のお店を回り、様々な名物グルメを冷凍食品にしてきたスペシャリストである。次なる商品を開発するべく訪ねたのは銀ぶらグルメを提供する若旦那たちである。今井さんは老舗名店の冷凍食品と一緒に食べてほしいと「冷凍ごはん」の開発に挑んでいた。みかわやの渡中さんは「白米は難しいという話の中でのことなのでどういうふうになるのか」などと話した。米の加工をどうするかを相談するため「米処 結米屋」の澁谷さんに聞いた。澁谷さんは「今はパックごはんが主流なので、冷凍ごはんは難しい」などと話した。そこで澁谷さんから紹介されたのはスチーム技術を研究している「T.M.L」の山川さんの元へ。山川さんは食材にスチームをする機械を20年かけて独自開発した。既に12年前から冷凍ごはんも研究しているとのこと。山川さんは「この米は水に2時間ぐらい浸して水をきった」などと話した。米を炊くのではなく、蒸気をかける事でおいしい冷凍ごはんを作れるという。スチームが終わったらすぐに急速冷凍し電子レンジで3分40秒で炊きたてが食べられるとのこと。プロも絶賛した米づくりにこの技術を採用することにした。
次は肝心な米の種類である。今井さんは「既に澁谷さんから選んでいるもので行くか何種類か作るのかを考えている」などと話した。しかし、米選びは難航しスタートから10か月。今井さんは岐阜県にやってきた。この日行われていたのは岐阜市で行われた米の卸売会社が開いた全国規模のコンテストで、澁谷さんも審査委員長として参加している。優勝したお米を冷凍食品として使用することにしているという。今井さんはDの米が一番良かったそうで、実際にDの米が最高金賞を受賞した。若井農園の若井さんは「米離れが進む中で広めてもらえる」などと話した。またパッケージにもこだわっており、最終的に茶碗型の麦と竹が素材となっている環境に優しいものが採用された。プレゼンの日には副店長が試食し無事に正式採用され3月20日に「GINZA FROZEN GOHAN」としての発売が決定した。
次は肝心な米の種類である。今井さんは「既に澁谷さんから選んでいるもので行くか何種類か作るのかを考えている」などと話した。しかし、米選びは難航しスタートから10か月。今井さんは岐阜県にやってきた。この日行われていたのは岐阜市で行われた米の卸売会社が開いた全国規模のコンテストで、澁谷さんも審査委員長として参加している。優勝したお米を冷凍食品として使用することにしているという。今井さんはDの米が一番良かったそうで、実際にDの米が最高金賞を受賞した。若井農園の若井さんは「米離れが進む中で広めてもらえる」などと話した。またパッケージにもこだわっており、最終的に茶碗型の麦と竹が素材となっている環境に優しいものが採用された。プレゼンの日には副店長が試食し無事に正式採用され3月20日に「GINZA FROZEN GOHAN」としての発売が決定した。