17日に軍の記念日をむかえたイランの首都・テヘランでは軍事パレードが行われ、ドローン攻撃機も参加した。13日に行われたイラン本土からイスラエルへの報復攻撃。シリアのイラン大使館空爆への報復。イランがイスラエルの領土へ直接攻撃を行ったのははじめてのこと。攻撃はドローンやミサイルを計300以上使用し、13日夜~14日未明にかけておこなわれた。イスラエルは99%を迎撃し、被害は少なかったと主張している。欧米各国からもイランへの非難の声が相次いだ一方で、今回のイランによる攻撃は抑制的だったという見方も。黒井氏は「今回の特徴というのは攻撃の前に予告をしている。被害があまり出ないようなところを細かく作戦立てたと思います。」とコメント。イランは、イスラエル周辺国に72時間前に予告したというが、アメリカ側は否定している。また、イランのライシ大統領は16日にロシアのプーチン大統領と電話会談し「緊張の激化は望んでいない」と述べたという。黒井氏はこれまでのイランの軍事姿勢の違いを「報復をしなければ弱腰ということになってしまう」などと指摘した。イスラエル側もイランに対してさらなる報復攻撃を行う意思を示している。イスラエル戦時内閣では、報復攻撃を行うことがすでに決定されているが、規模や時期については明らかになっていない。