フランスで下院に当たる国民議会選挙の1回目の投票が始まった。今回の選挙は、マクロン大統領がEU(ヨーロッパ連合)の議会選挙の大敗を受け、27年ぶりに国民議会を解散したことに伴うもの。巻き返しを図りたいマクロン大統領だが、最新の世論調査では、極右国民連合がトップ、左派連合がそれを追う構図で、物価高や年金制度改革で不評を買った中道与党連合は大きく議席を減らす可能性がある。国民議会選挙は即日開票され、日本時間の7月1日朝には、大勢が判明する見通しだが、1回目の投票で過半数を獲得する候補がいなければ翌週の決選投票に持ち越される。