ロシアによるウクライナ侵攻3年に合わせ各地で行われた抗議集会。世界中で、ウクライナに寄り添う声が上がったが停戦交渉を主導するトランプ大統領にその気はないよう。24日、フランスのマクロン大統領とホワイトハウスで会談を行ったトランプ大統領記者からは、ゼレンスキー大統領を独裁者と呼んだことに関して、「プーチン氏も“独裁者”と呼ぶのか」との質問が。更に、アメリカは無償でウクライナ支援を行ってきたのにヨーロッパ諸国の支援は、貸し付けだと主張。マクロン大統領が慌てて制止し訂正を入れる一幕があった。このところ、ウクライナに対し厳しい姿勢を見せるトランプ大統領。軍事支援の見返りとしてウクライナにレアアースなど、鉱物資源の権益を要求している。これに対し、ウクライナ側は戦闘終結後の安全保障の確約を求めているが、プーチン大統領もロシア側が占領した地域のレアアースをアメリカと共同で開発する用意があると発言。交渉の道筋は見えないまま。こうした中、国連総会では、ウクライナとヨーロッパ諸国が主導し、ロシア軍の即時撤退などを盛り込んだ決議案が採択されたが、アメリカは、ロシアなどとともに反対票を投じ分断が浮き彫りになった。