今年、ねんりんピックではeスポーツが正式種目となった。6年前に発足した「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」ではメンバー40人中、最年長は92歳。月に一度集まりeスポーツを楽しみながら交流している。この協会を立ち上げた水野臣次は13年前に脳出血で左半身がマヒした時、病室でコンピューターゲームに夢中になったという。水野「はeスポーツがすばらしいリハビリになったこれによって社会復帰したようなもの」と話す。今年、鳥取県で開催されたねんりんピックにも、さいたま市代表として出場した。全国から集まった33チームがリズムゲームで競った。さいたま市のメンバーは会場でeスポーツ体験コーナーを設置、楽しみながらできる認知機能テストも行った。千葉科学大学・大上哲也教授は「ゲームによる高齢者の集いは認知機能の活性化につながる」と話す。