去年の猛暑による不作の影響や外国人観光客の急増による需要の拡大、さらに今年1月〜7月のコメ輸出量が去年の同じ時期より2割以上増え過去最大となるなどコメ不足の要因が多数重なっている。これを受けて農水省はきょう関係業者を集めて会議を実施。生産業者からは「コストの上昇を踏まえると値上げは必要」だとの意見が上がった一方「新米の育ち具合は多くの産地で順調だ」との声も聞かれた。茨城圏内の直売所では収穫したての新米を求め多くの人が訪れていたが値段の高さに戸惑いの声が上がっていた。卸を通さないためスーパーなどに比べ値段を抑えられる傾向があるものの、去年より1割程度高いという。オイシックスラ大地が「2025年度の新米予約」をあすからスタートすると発表。米不足による不安の高まりから40%増えたという今年度の新米予約。これを受け予約開始を半年以上早めた。契約農家から直接仕入れることで市場価格に左右されず予約時点での“一定価格”で販売可能。