きょうはハンバーガーの値上げについて。今月はファーストフード各社でハンバーガーなどの値上げが相次いだ。日本マクドナルドはきょうから商品の約4割を値上げする。ハンバーガーは170円から190円、マックシェイク(M)は220円から230円に引き上げられる。モスフードサービスは来週19日から商品の約半分を値上げする。モスバーガーは440円から470円、テリヤキバーガーは430円から460円。両社とも値上げの理由は物流費や人件費の上昇を受けたものだとした。こうしたハンバーガーの価格で時代背景が見えてきた。日本マクドナルドのハンバーガーの価格の変遷をみると、1971年に80円、1985年に210円、2002年に59円(税抜き)。様々な食品の物価高騰により家庭での食費の割合も増えており、総務省の家計調査によると、去年、2人以上の世帯の「エンゲル係数」は28.3%。43年ぶりの高水準で食費が家計を圧迫している状況。そんな中、野菜価格高騰時のお助け食材を調査すると、1位・もやし、2位・豆腐、3位・冷凍野菜、4位・厚揚げ、5位・鶏むね肉。回答者からは白菜が高いのでもやし鍋、焼きそばにもやしなどの声がある。農林水産省によると、今月もキャベツや白菜などは高値の傾向で推移する。一方で、ナス、きゅうり、ピーマンの価格は平年並み。