1995年4月、山梨県にあったオウム真理教の教団施設から子どもたち53人が一時保護された。当時、子どもたちの対応にあたった児童相談所の元職員・保坂さんに話を聞いた。保坂さんによると、子どもたちはほぼ全員顔色不良。当時の日誌からは、劣悪な環境の中、オウムの教えに染まっていた様子も読み取れる。職員は自由に遊ばせる事から始め、3週間ほど立つと気持ちを開くようになった。3ヶ月後には児童相談所を離れ、親元や養護施設に移された。保坂さんは子どもたちが成長したか、気がかりを抱えて生活していたが、今回当時保護した女性と対面ができた。