先ほど今年のノーベル平和賞が発表され、日本原水爆被害者団体協議会の受賞が決まった。核兵器のない世界を実現するための努力と証言を通じて、核兵器が二度と使用されてはならないと実証したことが評価された。ノーベル委員会は「いつの日か、広島と長崎の被爆者は歴史の証人としてはいなくなるでしょう。しかし、日本の新しい世代は、目撃者たちの経験とメッセージを伝え続けています。そして被団協の人々は世界中に刺激を与え、学びを与えています」と評価した。また、ノーベル委員会は「80年近くの間、戦争で核兵器が使用されることはなかったという事実を高く評価している。被団協、被爆者の方々の並々ならぬ努力が、核兵器がタブーだと確立することに大きく貢献した」と強調している。被団協は、日本でただ1つの被爆者からなる全国組織で、核兵器による恐怖や苦しみを訴え、核兵器のない世界に向けた取り組みを続けてきた。日本のノーベル平和賞の受賞は、1974年の佐藤栄作元総理大臣以来、2度目。箕牧智之理事長は、広島市役所で受賞の一報に接し喜びを語った。