アーサー・ブランド氏がどのようにして作品を回収しているのかについてスタジオ解説。「ヒトラーの馬」は、アメリカ人資産家のモス氏という架空の人物を作り上げその仲介人として闇ブローカーに接触し、所有者を割り出した。ブランド氏によると、映画などで描かれるような盗難美術品を買い集める裏社会のボスのような人物は現実には存在しないという。盗難美術品は売ることもできない“負債”であり、罪を不問とすることと引き換えに無償で取り戻すことも可能だという。しかし、手に負えなくなった盗難美術品は破棄されるケースが多く、取り戻せる作品は約5%ほどとなっている。