戦いに勝利したウクライナ女子フェンシングの選手たち。祖国の勝利はまだだが、パリの会場は大きな感動に包まれた。パリオリンピックの会場にウクライナの国旗がなびく。フランスが敗れ、観客はウクライナを応援し、声援を送っていた。ウクライナにとって今大会初めての金メダル。ウクライナへの思いを胸に戦いに勝ったという。勝利のカギとなったのはハルラン選手。ウクライナの愛国主義の象徴になった選手である。2023年の世界選手権で対戦相手のロシアの選手に険を向けたまま握手を拒否して失格となった。しかし国際オリンピック委員会の計らいでウクライナ代表チームに復帰することができた。ハルランはSNSでロシア人アスリートへのボイコットを呼びかけている。ウクライナ・ゼレンスキー大統領との写真を公開し、兵士のために義援金を集めている。会場ではウクライナの国歌が演奏されると感極まって涙を流した。陸上女子・走り高跳びでもウクライナ選手の活躍が続く。2メートルのジャンプに成功し金メダルに輝いたのはウクライナのヤロスラワ・マフチフ選手。東京大会では銅メダルだった。ウクライナのイリーナ・ゲラシュチェンコは銅メダルを獲得した。