パリオリンピック・男子レスリング代表・曽我部京太郎は代表内定をかけて戦ったアジア予選では首を使って粘り強く相手の攻撃をしのぎ代表内定を勝ち取った。曽我部は小学3年生の時に競技を開始した。当時から同じ愛媛県出身の松本慎吾さんの背中を追い続けて来た。松本は愛媛県出身者で唯一レスリングでオリンピックに出場した。曽我部京太郎は「松本を超えますとはまだちゃんと言えていないけれど、自分の中では超えるという気持ちがある」と話した。曽我部が進学先として選んだのは松本慎吾が監督をつとめる日体大だった。曽我部は「松本には愛媛出身のオリンピアン2人目になれるかと何度も言われてきて、自分は絶対になるぞという気持ち」などと話した。日体大・松本慎吾監督は「自分はアテネ五輪の7位が最高だったが曽我部には一番いいメダルを期待してその準備のお手伝いをオリンピックに送り出すまでやっていきたい」などと話した。オリンピックに向けて松本さんに教わっているのが”前に出て攻めるレスリング”。曽我部選手は9日ハンガリーで行われる国際大会に出場する。