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「オルバン首相」 のテレビ露出情報

4期連続で首相を務めるハンガリー・オルバン首相。みずから率いる与党に権力を集中させ批判的なメディアへの統制も強めるなど強権的な政治姿勢で知られている。2015年に中東などからヨーロッパに大勢の難民や移民が押し寄せた際には受け入れに強硬に反対。EUの加盟国でありながら、その方針とは異なる政策を進めるなどEUの執行部とは対立が続いている。オルバン氏が今、関係を強化しているのが今年の米国大統領選挙で返り咲きを目指すトランプ前大統領。そして中国の習近平国家主席。今年3月上旬に、トランプ氏が共和党の大統領候補の指名獲得を確実にした直後、オルバン氏は米国を訪れて本人と会談するなど、トランプ氏と良好な関係を築いている。一方、オルバン氏はEUの執行部との対立が続いている。EUは、オルバン政権のもとで司法の独立性が保たれていないなどとして加盟国を支援する220億ユーロを超える巨額の資金の支払いを凍結。一部は解除されたがハンガリーの財政は厳しい状況に陥っている。米国でトランプ氏が返り咲きヨーロッパでも、思想が近い極右勢力などが台頭すればオルバン氏は、対立するEUを弱体化させることも可能だと考えているとみられる。
オルバン氏が接近を図っているもう一つの勢力が中国。ねらいは、チャイナマネー。ハンガリーの東部で建設が進められているのはEV・電気自動車のバッテリー工場。投資額は1兆2000億円余り。外国企業からの投資としてはハンガリー史上最大。中国のEV最大手BYDも工場の建設を始める予定で政府は中国からの投資は2兆円を超え、2万5000人の雇用も生み出すと予想している。さらに、中国は隣国セルビアとを結ぶ長さ300km以上の高速鉄道の建設も支援し存在感は増すばかり。先週には、国賓として習近平国家主席がハンガリーを訪問。両首脳は中国企業の投資を一層、促進させることなどで合意。オルバン氏は中国を重視する姿勢を鮮明にした。しかし、中国との関係強化には反対意見も上がっている。特に、巨大な中国企業のバッテリー工場を巡っては地元の住民団体が環境への影響などを懸念して反対活動を活発化させている。メンバーの女性は当局に対策を問いただしても十分な回答がないとして政権は国民の声を無視していると訴えている。政府高官は中国企業の投資を巡り規制や監視を弱めることはないと説明している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年7月23日放送 10:00 - 10:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース・気象情報)
ウクライナ外務省は22日、クレバ外相が中国の王毅外相の招きを受けて、きょうから中国を訪問すると発表した。主な議題はロシアの侵略を止める方法の模索や、持続可能で公正な平和を実現するうえでの中国の役割についてだとしている。ロシアと関係を深める中国は先月、ウクライナの和平案について話し合う平和サミットを欠席した。また習近平国家主席は今月、ハンガリーのオルバン首相と[…続きを読む]

2024年7月19日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
EU(ヨーロッパ連合)の執行機関のトップに女性として初めて就任したフォンデアライエン委員長の続投が決まった。ヨーロッパ議会は過半数の賛成で続投を承認し気候変動対策やウクライナ支援などの主要政策が継続されることになる。その一方、議会ではハンガリーのオルバン首相が立ち上げた新たな会派に右派や極右の政党の多くが参加しフォンデアライエン氏の政策を強く批判していて今後[…続きを読む]

2024年7月19日放送 3:45 - 5:00 NHK総合
国際報道(ニュース)
フォンデアライエン委員長の続投について記者は「フォンデアライエン氏の政治力とEUの安定を守りたいという思惑の2つによる」と話した。今後のEUについて「政策面はこれまでの路線が続くが議会との関係は容易ではない」と話した。

2024年7月18日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテ日経朝特急+
日本経済新聞・小竹洋之さんの解説。「欧州なお極右ブーム・社会変化への不安くすぶる」日本経済新聞11面(7月10日付)記事紹介。小川さんは「6月のヨーロッパの議会選挙、フランスの選挙で極右政党の存在感が増しています。フランスでは7月7日に国民議会選挙の決選投票があり、マクロン大統領率いる中道の与党連合が第2勢力に後退して、左派連合が最大勢力に浮上しました。事前[…続きを読む]

2024年7月17日放送 23:30 - 23:40 NHK総合
時論公論(時論公論)
EUに批判的な極右や右派政党が躍進したヨーロッパ議会。その選挙後最初の議会が始まった。またこうした中で行われたフランスの総選挙は与党が敗北し、新政権発足の見通しが立たないなどヨーロッパの政治の不透明感はましている。今回は「ヨーロッパ議会の新しい勢力図」「右傾化が進む各国の状況」「EUの今後と世界への影響」という3つのポイントについて二村伸が解説した。最後に二[…続きを読む]

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