- 出演者
- 望月麻美 高橋彩 マイケル・マカティア
オープニングが流れた。
トランプ氏への銃撃事件、バイデン大統領への撤退圧力など激動の時を迎えている。
米国大統領選挙。バイデン大統領に対する選挙戦からの撤退圧力は与党民主党のペロシ元下院議長や上下両院のトップなどからも大統領本人に伝えられたと報じられている。苦しい立場のバイデン大統領は新型コロナウイルスの感染で自主隔離を続けている。選挙戦継続か撤退か最終的に決めるのは、あくまでも大統領自身。ホワイトハウスは、大統領には軽い上気道の症状が出ているものの熱はなく新型コロナ感染症の治療薬「パクスロビド」の投与を受けているとする大統領の主治医の書簡を公開した。コロナへの感染が確認される直前に行われたラジオのインタビューで大統領は咳こみながら酷評されている討論会について説明をしようとした。民主党の重鎮は大統領に選挙撤退を求める圧力を高めている。シューマー上院院内総務が先週大統領と直接会談し選挙から撤退するのが最善だと伝えたことを最初に報じたのはABCだった。側近が大統領に現状を正しく伝えていないとの懸念がある中、シューマー院内総務は世論調査の結果を示し大統領が選挙を続ければ民主党が上下両院選挙で苦戦するおそれがあることを伝えた。ペロシ元下院議長とジェフリーズ下院院内総務も大統領に率直に懸念を伝えたといわれる。ただ大統領補佐官の幹部は18日、選挙戦を続ける大統領の決意は変わっていないと述べた。その一方で、他の情報筋は立候補を取りやめるよう求める声に大統領は以前よりも耳を傾けるようになったとしている。
野党共和党の大統領候補に正式に指名されたトランプ前大統領は、このあと日本時間の午前11時過ぎから指名を受諾する演説を行う予定。トランプ氏は銃撃事件のあと演説の内容を大幅に書き直し暴力に屈しない強い指導者像をアピールするとともに、団結を呼びかけるとみられる。九死に一生を得た銃撃事件から5日、共和党の全国党大会で党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は、18日3度目となる指名受諾演説を行う。副大統領候補に指名されたバンス上院議員は労働者階級の出身で衰退した工業地帯を抱える重要な接戦州の有権者へのアピール力がある。しかし、18日、ノースカロライナ州での民主党の政治集会でハリス副大統領は聴衆にだまされてはいけないと述べた。
バイデン大統領とトランプ前大統領、次期大統領の座を争う2人は今全く対照的な状況に置かれている。共和党のトランプ氏は、党大会で指名受諾演説を行う。トランプ氏は13日の銃撃事件を受けて演説の内容をバイデン政権の政策を批判するものから団結を強調するものに書き換えたことを明らかにしている。トランプ氏は銃撃を受けた直後右耳から血を流しながら何度も拳を突き上げ強いリーダー像を示した。その姿を星条旗とともに捉えた写真はTシャツなどにプリントされ支持者に人気を博している。トランプ氏と指名争いを繰り広げ痛烈に批判してきたヘイリー元国連大使の参加が急きょ決まり、演説するなど共和党の主要メンバーがトランプ氏への支持を次々に訴えた。一部にトランプ氏と距離を置く共和党員がいる中、トランプ氏は銃撃事件を機に党を結束させさらには、党内の穏健派や無党派層も取り込もうとしている。トランプ氏と対照的なのがバイデン大統領。民主党を結束させるどころか、かつてなく孤立を深めている。精彩を欠いたテレビ討論会をきっかけに、民主党の重鎮らからも選挙戦からの撤退圧力が強まる中、新型コロナウイルスの検査で陽性が確認され自主隔離に追い込まれている。さらに、ここへきてオバマ元大統領についても撤退圧力に関する報道が出た。ワシントン・ポストは18日、複数の関係者の話としてオバマ元大統領がこの数日間に周囲に対し「バイデン大統領が勝てる可能性は極めて低くなり選挙戦を続けることについて本人は真剣に検討する必要がある」と伝えていたと報道した。オバマ氏は2期8年にわたって副大統領としてのバイデン氏とともに政権を担い、数々の苦楽をともにした盟友でバイデン氏の意思決定に影響を与える数少ない1人とされている。さらに、ワシントン・ポストはペロシ元下院議長が、バイデン大統領が近く説得に応じて撤退を決断する可能性があるという見方を示したと伝えた。両者の支持率はトランプ氏がリードを広げ差は3ポイント。大統領選挙では勝利した候補者が州に割り当てられた選挙人を全て獲得する勝者総取り方式をとっていることから激戦州の行方が気になる。7州では全てトランプ氏がリードしている。さらに連邦議会選挙でも上下両院で民主党が多数派を失う可能性が指摘されている。
ヨーロッパ政治共同体ではウクライナ支援をめぐるトランプ氏の影響が焦点となった。ウィンストン・チャーチル生誕の地であるブレナム宮殿が舞台で、選ばれたばかりのスターマー首相はヨーロッパの首脳を前に不法移民対策とウクライナへの揺るぎない支持を主張している。ウクライナのゼレンスキー大統領はプーチン大統領はヨーロッパを分断する目標を達成できずに居ると言及した。NATOのストルテンベルグ事務総長はウクライナの自由と民主主義を守ることがNATOにとって重要とし、トランプ氏の副大統領候補・バンス氏がウクライナ支援に否定的な立場であることについては、アメリカが引き続きNATOとウクライナを支持し続けると期待していると言及し、2016年にも懸念していたがウクライナに武器を支援したのはトランプ政権だったとしている。
ゼレンスキー大統領はBBCの取材に対し、トランプ氏が24時間で戦争を終わらせると言及していることをめぐり、停戦のための譲歩はありえないと反論している。ゼレンスキー大統領は1人の人間が24時間以内に戦争をやめさせるには代償が必要と言及し、私達が代償を払わせられることになりプーチン大統領は勝利を宣言することになると警鐘を鳴らした。副大統領候補のバンス上院議員がウクライナについて「知ったことではない」と言及したことについては、ウクライナで何が起きているのか理解していないのではないかと言及している。バイデン大統領がゼレンスキー大統領をプーチン大統領と言及したことについては、単なる言い間違いであり何とも思わないとしている。そして、今後は射程距離の長い武器の使用を決断して欲しい、ウクライナの病院や学校の民間人が標的となる中でロシアの軍事拠点を叩くことが必要と呼びかけた。
EU(ヨーロッパ連合)の執行機関のトップに女性として初めて就任したフォンデアライエン委員長の続投が決まった。ヨーロッパ議会は過半数の賛成で続投を承認し気候変動対策やウクライナ支援などの主要政策が継続されることになる。その一方、議会ではハンガリーのオルバン首相が立ち上げた新たな会派に右派や極右の政党の多くが参加しフォンデアライエン氏の政策を強く批判していて今後、対立も予想される。18日午後2時過ぎ、EU・フォンデアライエン委員長の続投が決まりさらに5年間務めることが決まった。委員長が再選されることは予測されていたものの確実ではなかった。採決は一度きりで秘密選挙、党議拘束はなかったため緊張が広がった。結果、719票中401票と5年前の51%を上回る56%の賛成票を得た。ハンガリー・オルバン首相と勢力を強めた右派や極右の会派からは委員長に対する批判も上がっていた。フォンデアライエン委員長は保守派から緑の党まで出来るだけ多くの立場に対応するよう試みた。今後5年間の重要な点は安全防衛と競争力であるとした。
中国の長期的な経済政策などの方針を決める、共産党の重要会議が終わり、建国80年の2029年までに習近平国家主席が掲げる中国式現代化の推進など改革の任務を完成させるという新たな目標が示された。習主席の共産党トップとしての任期は2027年までで、新たな目標を示されたことは3期目以降もトップの座にとどまることを示唆しているとの見方も出ている。北京で開催されていた中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議三中全会が4日間の日程を終え閉会した。三中全会は今後5年間の政策の方針を決める重要会議とされ改革と現代化についても議論されたもよう。4日間、非公開で開催された三中全会が18日閉会した。閉会後、討議の内容を総括したコミュニケが発表され経済が中心的な議題だったことが分かった。三中全会では改革の全面的な深化と中国式現代化をさらに推進する方針が決まり、2029年までに改革を完成させ2035年までに高水準の社会主義的市場経済を確立し、より公正で活気に満ちた市場環境の構築を掲げた。また、新しい質の生産力を推進するシステムの改善に加え門戸開放政策を維持し国際協力を拡大しつつ、貿易制度改革を進めることで一帯一路の質の高い発展を推進するとした。さらに、国内需要と輸出の拡大に加えて、不動産や地方政府の債務問題などのリスクを防ぐために措置を講じるとしている。また安全保障・防衛及び軍の強化に加えて、香港・台湾問題についても引き続き取り組みを行うとしている。
日本が、南太平洋の18の国と地域の首脳らを招いて開いた太平洋・島サミット。採択された首脳宣言には気候変動などに協力して取り組むことに加え中国の海洋進出などを念頭に力による一方的な現状変更の試みに強く反対することが明記された。南太平洋の18の国と地域の首脳が東京で開かれた首脳会合に出席。地域の開発に日本がさらに大きな役割を果たしていくことで合意した。日本は太平洋において中国が影響力を増していることに対抗しようとしている。議題の中心は中国だったとのこと。18日には気候変動などの問題では結束が見られた。また米国では共和党の党大会が開かれていてトランプ前大統領が副大統領候補にJDバンス氏を指名。バンス氏はウクライナ支援に反対の姿勢を明言しており米国はアジアに軸足を置くべきとしている。日本はロシアのウクライナ侵攻に反対の立場を明確にする一方、台湾問題を憂慮している。オーストラリアのウォン外相は「我々がウクライナの戦いを支援している理由は、国際社会における法の支配を掲げる国として、ロシアによる違法で道義に反するウクライナ侵攻に全ての国が反対しなければならない」などと話した。
トランプ氏の銃撃事件を受け、今週アメリカでは「政治の温度を下げて冷静になりましょう」というフレーズが各所で聞かれた。ただバイデン大統領はトランプ氏を「民主主義を脅かす存在」などと評しており、実際に政治の温度を下げるのは難しい状況になっている。アメリカではまもなくトランプ氏の指名受託演説が行われる予定で、その内容に注目が集まっている。
米国・ブルックリンの公園では地元のアーティストが感光シートを使った日光写真のワークショップを開催。ネイチャースクールでは毎週様々なワークショップを開いている。参加者は近所のアートに興味のある若者たち。ネイチャースクールを立ち上げたアーティストのリンイー・ユアンさんは、パッチワーク教室から野生のヨモギを使った料理教室まで様々な自然の楽しみ方を教えてきた。
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- ブルックリン(アメリカ)ヨモギ太陽
リンイー・ユアンさんはネイチャースクール立ち上げのきっかけについて「自分が暮らす場所にある自然の美しさを楽しむ機会を作りたかった」などと話した。リンイーさんは「今の世の中には不安が広がっている。だからこそみんなで一緒に集まって好奇心を持って身の回りをゆっくり見つめ直すことが求められている」などとも話した。またこれまでで好きなワークショップについて聞かれると、地面や壁などに生えている菌類を探して観察するワークショップをあげた。
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総選挙で左派、中道、極右と大きく3つに分かれたフランスで18日、初の下院議会が開かれ新たな議長を決める投票が行われた。3回目の投票で220票と誰よりも多い票を獲得した現職のブロンピベ氏が再選された。議会で2番目の勢力であるフランス・マクロン大統領派所属、53歳のブロンピベ氏には伝統的な右派の共和党や与党連合からの票も集まった。これは首相を選ぶために各派がどのような協定を結ぶのかの手掛かりになるだろう。アタル首相辞任後、マクロン大統領は極左と極右以外の全ての政党が同盟を組んで首相候補を選出したいとの意向だったが左派連合は独自候補を考えたいとし、10日間交渉したが統一候補の合意には至らなかった。18日の議会でも不服従のフランスの議員たちが極右議員へのあいさつを拒否するなど各派間の緊張が高まっている。
バイデン氏への撤退圧力 重鎮からも、トランプ氏まもなく指名受諾演説などを伝えた。
次回はロシア情報戦の影響を放送。
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