- 出演者
- マイケル・マカティア 中川栞 別府正一郎
オープニング映像が流れた後、別府キャスターらは挨拶をした。
アメリカ・バイデン大統領は日本時間の今朝、NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議が終わったあと単独の記者会見に臨んだ。こうした会見は8か月ぶり。みずから失敗を認めたテレビ討論会のあとでは初めて。これを前に、参加国の首脳陣とともに行った演説でバイデン大統領は登壇したゼレンスキー大統領を誤ってロシアのプーチン大統領と紹介した。間違いにすぐ気付き訂正したが、言動が注目される中、メディア各社が相次いで伝える事態となった。今週、ワシントンでホスト役を務めたNATO首脳会議では大統領の思考の明晰さとスタミナについて注目されてきた。3日間のサミットの終わりにバイデン大統領は世界の首脳の考えが勝利したと称え、米国にとり最も重要な軍事同盟であるNATO加盟国の団結への力となった。しかし、大統領に対する疑念が民主党有力議員の間でも強まっている。ABCニュースとワシントンポストによる世論調査の最新結果が発表され、バイデン対トランプでは討論会のあとも変わらず接戦で、トランプ氏支持47、バイデン大統領46%となった。同じ調査でハリス副大統領対トランプ氏についても尋ねたところハリス氏がリードしトランプ氏は46%の結果となった。バイデン大統領が攻撃を受ける中ハリス副大統領は選挙戦でバイデン大統領を徹底的に擁護。俳優で民主党の大口献金者ジョージ・クルーニー氏はバイデン大統領の選挙戦撤退を要求している。ペロシ元下院議長は近いうちでの判断を求めた。
身内の民主党内から大統領選挙からの撤退を求める圧力が高まっている米国・バイデン大統領。西側のリーダーが一堂に会した形のNATOのサミットの開会式のスピーチなどは大きな問題もなくこなしたが、それでも圧力が高まり続けている。こうした中、注目を集めたのがバイデン氏の記者会見でのパフォーマンスだった。記者会見では予想されたとおり最初から選挙戦からの撤退を巡る厳しい質問が出た。先月27日のトランプ氏とのテレビ討論会では言葉に詰まったり、話の論理が飛んだりする場面があった。また、特に民主党の指導部を焦らせているのは、世論調査がバイデン氏にとって厳しいものになっていることがある。ワシントン・ポストは7つの激戦州のうち6つで、トランプ氏が僅かにリードしてると分析している。しかも、討論会以降にこうしたリードは僅かではあるが広がっているとみている。このため、民主党内ではトランプ氏に勝てる候補なのかという観点からバイデン氏に厳しい見方が出ている。こうした中でバイデン氏の代わりになりえるのではないかとして注目が集まっているのがハリス副大統領。ハリス氏は、討論会後のテレビのインタビューでバイデン氏を擁護して90分間の討論会ではなく大統領としてのこれまでの実績の方に目を向けるべきなどと明快に答え発信力の強さを見せた。ハリス氏は父親がジャマイカ出身母親はインド出身で黒人でありアジア系のルーツも持っている。カリフォルニア州の司法長官を務めていた。ただ、トランプ氏に勝てる候補と見られているのかといえば受け止め方は様々。
NATOは秋の米国大統領選挙でトランプ氏が返り咲いた場合にNATOへの関与を弱めるのではないかとの懸念から、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する防衛力の強化を進めている。こうした中、米国政府はドイツに駐留する米軍の部隊に対し開発中の極超音速兵器などを再来年配備することを決めた。ロシアによる攻撃を阻止するために2026年、米国の長距離ミサイルがドイツに配備される。ドイツのどこに配備されるのかドイツがいくら資金を出すのかは未定。ショルツ首相はドイツは防衛のために精密兵器が必要だと述べた。ロシア政府は厳しい言葉で反応した。NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議で決定されたことやドイツに配備される兵器について伝える。10日、バイデン大統領のもとで式典が行われた。大統領は出席したNATO加盟国、ウクライナ、インド太平洋地域のパートナー国の首脳らに対し「良い隣人である」という表現を使った。しかしNATOは最も重要な加盟国である米国の選挙でバイデン大統領が敗退し嫌われ者のトランプ氏が返り咲き、NATOから離脱するとしたらどうなるのかと心配している。このためNATOはトランプ氏に備えて先手を打った。ウクライナに供与されるF16戦闘機がようやく到着する見通しでウクライナのNATO加盟の道筋は不可逆。ドイツ西部にあるウィスバーデンにあるクレイ基地では今後、武器供与と部隊の訓練は米国が調整するのではなくNATOが直接行うことになる。
今回のNATO首脳会議には日本や韓国などインド太平洋地域のパートナー国も招かれ、このうち韓国・ユンソンニョル大統領は米国・バイデン大統領と首脳会談を行った。両首脳は米国が核戦力を含む抑止力で同盟国を守る拡大抑止に関連して、平時にも米国の核戦力を朝鮮半島に配備できることを明記したガイドラインを承認した。両首脳はこのガイドラインが一体型の拡大抑止を履行する強固な土台となる点を強調。また、NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議に出席したユン大統領は、北朝鮮とロシアの軍事協力に厳しく対応するよう求めた。安保理常任理事国と制裁対象国の協力は、国連体制の根幹を損ねるものだと批判した。価値を共有する国々との緊密な連携の必要性についても強調した。ユン大統領は、防衛産業のサプライチェーン拡充に関するNATOとパートナー国の取り組みに寄与することも約束した。
マイケル・マカティアの挨拶。NATO首脳会議でのバイデン大統領の言い間違いに言及。
米国大統領選挙を巡ってバイデン氏の撤退論が出る中、マイケルがニューヨーク市民の声を聞いた。「バイデン氏はガザ情勢を心配する若者や、高齢の問題なども軽視している」、「トランプ氏が当選したら大惨事。バイデン氏は降りるべきだ」、「バイデン氏は悪い人じゃないし経験も豊富だけどどうしようもない。かといってトランプ氏に絶対に投票しない」「投票はしたいがトランプ氏もバイデン氏も選びたくない」とコメント。(中継)ニューヨーク。
若手共和党支持者が集まるクラブハウス「ニューヨークヤングリパブリカンクラブ」を取材。月に数回寄付金集めの集会などが開かれている。メンバーはおよそ200人。ほとんどがトランプ前大統領の掲げるMAGA(Make America Great Again)を支持している。「激戦州でも討論会でもトランプ氏が優位で気分は盛り上がっている」、「ここ数年の共和党の中でも黒人の得票率は最高」、「テレビ討論会を見てトランプ支持に変わった」、「前政権でやり残したことをさらに進めてほしい」とコメント。ワシントンポストとABCの世論調査でトランプ氏はバイデン氏の1%差でリード。(中継)ニューヨーク。
共和党支持者のクラブを取材した実感について「今の状況を喜んでイケイケになっているかと思ったら、意外と慎重だったのにはびっくりした」「共和党も、昔ながらの共和党支持者とトランプ派で割れている」と語った。別府は「アメリカの民主党と共和党の分断は深刻」とニューヨーク駐在時代の思い出を語った。マイケルによると、今日出たばかりのワシントンポストとABCの世論調査ではトランプ氏はバイデン氏に対し1%差でしかリードしていないという。
5G網にファーウェイやZTEなど中国メーカーの製品を使うことは他の国では以前から禁止されていた。ドイツも使うべきではないと判断した。データの抜き取りによるスパイ行為から守るため、2026年からは5G網のセンターでは中国の製品は禁止され、2029年からはトランスポートネットワークでも使えなくなり、そのなかには、通信用タワーも含まれる。中国政府はこの措置を厳しく批判している。連立政府内からは別の視点からの批判があった。緑の党の副党首は実施までの時間が遅すぎるという。もっと早く中国の技術への依存を断つべきで、2029年では遅すぎると指摘。ただファーウェイやZTEの携帯電話は2029年以降も使えるのでユーザーは心配する必要はない。
一部の競技で南北合同チームが出場した2018年のアジア大会で、北の選手団団長だったキム体育相はスポーツ関連の南北会談や交流があるたびに参加していた。そのキム体育相がパリオリンピックの北朝鮮の選手団の団長に任命された。8年ぶりのオリンピック復帰となるが、今回の人事はキム体育相をIOC委員にするものだとの分析が出ている。115人のIOC委員のうち、15人は各国の国家オリンピック委員会の代表が入るが、その座を北朝鮮が狙っているという。キムジョンウン総書記がIOC委員の座に関心を示しているのは外貨稼ぎのためだとされている。韓国スポーツ政策科学院の関係者はIOC委員が受けられる様々な金銭的支援は北朝鮮の場合は国に帰属することになると話す。1996年から22年間IOCを務めた北朝鮮の委員も、IOCの役員選出などの際に各国からロビー活動などの資金を受け取り金正日氏に上納してきたという。
犬のゴールデンレトリバーの結婚式を紹介。中国ではペットの結婚式が増えているという。高齢化が進む中、政府は人間の結婚を増やそうとしているがあまり効果がない。1980年代に一人っ子政策を初めて以来、出生率も下がった。専門家は中国の人口減には3つ課題があると指摘する。まず物質面で子どもを養うお金がない。精神面でも子どもをもちたがらない。身体的には不妊の人が増えている。専門家はペットにかけるお金を惜しまず、犬の結婚式は増えると話す。
米国のバイデン大統領は選挙戦からの撤退圧力が強まるきっかけとなったテレビ討論会のあと、初めてとなる記者会見で「私が候補者として最もふさわしい。私はトランプを一度打ち負かしたし、再び打ち負かす」と述べ、選挙戦を継続する姿勢を改めて強調した。
エストニア人のヤーンルースさんが歩いているのはイタリア本土とシチリア島を隔てるメッシーナ海峡の上。高さは265メートル、長さは3600メートル。ゴール直前で一度落下したものの3時間かけて1万5000歩で渡りきった。
ドキュメント72hoursの番組宣伝を行った。
Dearにっぽんの番組宣伝を行った。
大河ドラマ 光る君への番組宣伝を行った。
NHKスペシャルの番組宣伝を行った。