総選挙で左派、中道、極右と大きく3つに分かれたフランスで18日、初の下院議会が開かれ新たな議長を決める投票が行われた。3回目の投票で220票と誰よりも多い票を獲得した現職のブロンピベ氏が再選された。議会で2番目の勢力であるフランス・マクロン大統領派所属、53歳のブロンピベ氏には伝統的な右派の共和党や与党連合からの票も集まった。これは首相を選ぶために各派がどのような協定を結ぶのかの手掛かりになるだろう。アタル首相辞任後、マクロン大統領は極左と極右以外の全ての政党が同盟を組んで首相候補を選出したいとの意向だったが左派連合は独自候補を考えたいとし、10日間交渉したが統一候補の合意には至らなかった。18日の議会でも不服従のフランスの議員たちが極右議員へのあいさつを拒否するなど各派間の緊張が高まっている。