ウクライナのゼレンスキー大統領は、ザルジニー総司令官を更迭することを明らかにした。ゼレンスキー大統領は8日、軍のトップであるザルジニー総司令官を更迭し、後任に陸軍司令官を務めていたシルスキー氏を任命したことを明らかにした。シルスキー氏は、首都キーウの防衛や北東部ハルキウの奪還などで功績があり、ゼレンスキー大統領は「守備と攻撃、いずれにおいても成功経験がある」と評価している。一方、ザルジニー氏をめぐっては、ゼレンスキー大統領との確執がたびたび指摘されていたが、「チームの一員として残るよう提案した」という。ザルジニー氏は国民からの人気も高く、ロシアとの戦闘への影響を懸念する声が広がっている。