インドネシアのバリ島では、美しいビーチや世界遺産に登録されているヒンドゥー教の寺院など、こうした自然や伝統文化の保護、それにオーバーツーリズム対策のため、今年2月から外国人観光客に日本円でおよそ1400円の観光税を導入した。オーストラリアABCは現地では賛否がある上、十分に定着していない原状を伝えており、観光客からは”よい状態を維持するためなら仕方ない”という声がある中、バリ島の観光イメージを損なう観光客が増えていることも観光税に踏み切る理由の一つだと報じており、税金は清掃作業などに使うと報じている。また、住民からはコロナ前に戻っていないことから観光税は高すぎるとの声も出ている。しかし空港では支払いを義務付けてはおらず、大半の観光客が税金を払わず通り過ぎる人も多くいる状況となっている。