アメリカとイランの戦闘集結に向けた協議が停滞する中、イランの人たちの暮らしはどのようになっているのか。長年続く欧米の経済制裁の影響で物価は高騰し、さらに戦闘で暮らしをめぐる状況は悪化している。オーストラリアABCは首都・テヘランからのリポートで「イラン経済は限界に近づいている」と伝えている。アメリカとイスラエルが早朝にイランのテヘランを攻撃。戦闘の目的はイランの体制の変更だったが、イスラム政権はなくなるどころか以前より強くなっているように見える。インフレと失業率が制御不能なほど上がり、イラン経済は限界に近づいている。取材を許された首都・テヘランでは経済的な痛みが顕著だった。国際通貨基金によると食料品は140%~200%値上がりした。同時に通貨リアルの価値は記録的な大暴落。去年12月、通貨の暴落は露天商たちのストライキを引き起こした。すぐさま全国的な反政府の大規模デモに発展し、政府は武力で鎮圧した。人権団体は数千人が殺害されたとみている。専門家は「政権の統治が悪いからです。制裁だけではここまで状況は悪化しない。問題を作ったのはイラン政府です」と話した。政府は最低賃金を引き上げ、生活必需品が買えるクーポン券を配った。若いイラン人によると、ほとんどの若者は移住したがっているという。
