ニセコエリアのひらふ地区では、英語表記が多く町並みは外国人仕様で対応。さらに、飲食店が不足し今季からキッチンカーエリアがスタート。ラーメンやカレーが2000円だが、外国の相場では高くはない値段で、むしろ値段が安すぎた場合品質が悪いのではと思われる方もいるという。ニセコをビジネスチャンスだと捉えた人もいる。東京と千葉でカレー店を経営するネパール人の男性は、東京で750円で販売しているヒマラヤケバブを、ニセコでは1500円で販売。それでも売れ行きは好調だという。中には、来季の出店を見越して視察に来る人もいたが、従業員が泊まる場所に不安があるなどと話した。いま、海外の高級ホテルが続々進出している。パークハイアットには、ルイ・ヴィトンのポップアップストアが登場。さらにホテル隣接のスキー場には、ルイ・ヴィトンのゴンドラもある。現在東京・大阪などが100円~1000円の定額で導入しているが、倶知安町では2019年から全国初の2%の定率を導入。これにより、導入前の税収が年間数千万円だったのが、去年は約2億4000万円に大幅アップ。得た税収で交通インフラを整備。観光客だけでなく住民も無料で使える町内のシャトルバスも設置。タクシー不足を解消するため、東京や札幌から期間限定でタクシーと運転手を派遣し、これまでの10台から20台に増車。冬のニセコでは働き手も不足しているため、アルバイトの時給が高騰。