3000人ほどの過疎の温泉村に数年ほど前からたくさんの外国人が移り住むように。その数、ことし1月時点で336人。村の人口の10分の1ほどにも相当する。多くが村の宿泊施設やレストランで働いている。10年ほど前、この村に移住したピーターさんは、後継者不足に悩む野沢温泉村の宿泊施設を投資目的で購入したことをきっかけに村に移住。今ではこの村がすっかり気に入り、経営する宿泊施設は14にまで増えた。ピーターさんが特に気に入ったのは90℃の温泉が湧き出す麻釜。昔から、地元の人たちに世間話をしながら卵や野菜を茹でる調理場として利用されてきた。ピーターさんは「この村では歴史や文化に触れることができる」と話した。最近では移住者たちが新たな名産を作る動きもある。赤じそジュースを入れたジンを生み出し、去年4月、アメリカで開かれたお酒のコンテストで金賞を受賞している。