日本の大手ピザチェーン「ドミノピザジャパン」の親会社で、オーストラリアに本社を置く「ドミノピザエンタープライズ」はきのう、収益を改善するために赤字が出ている世界の205店舗を閉鎖すると発表した。このうち日本では172店舗を閉鎖するとしていて、日本の全店舗の2割程度にあたると見られる。ドミノピザは新型コロナウイルスの感染拡大で宅配の需要が急激に伸びた際に日本での店舗を拡大していたが、会社全体で収益が悪化していた。ドミノピザエンタープライズは投資家向けの文書の中で、日本国内の事業について「競争力で優位性がある都道府県での収益の拡大に注力する」としている。