佐渡裕さんはオーストリアの名門楽団トーンキュンストラー管弦楽団で音楽監督を務めていて、指揮者としての原点はリコーダーでアニメのテーマソングを演奏していたことだったといい、そのときにクラスのみんなが合唱して自分の奏でた音でみんなが1つになる体験をして音楽の素晴らしさを実感したという。その後は小澤征爾さんら名匠に学び、名だたるオーケストラと共演を重ねるようになった。2015年にトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任し、楽友協会大ホールでの演奏に惚れ込んで承諾したという。佐渡さんは今年のツアーをもって音楽監督を引退する。