サッカーJリーグ、欧州キャンプ視察ツアー。舞台はオーストラリアの山岳地域。J1からJ3まで20クラブの代表や強化責任者が参加している。この地域はヨーロッパを中心に約100のクラブがキャンプを行い、サッカーキャンプの聖地と呼ばれている。夏場でも平均気温20℃前後で、設備の整った施設やホテルが点在している。ここでのキャンプは国内にはないメリットがある、選手の移籍や獲得を見据えて海外クラブと直接関係を築くチャンスが広がっているという。Jリーグが世界と大きく溝を開けられているのが、選手が移籍する際にクラブに入る移籍金。海外では100以上のクラブが1シーズンに手にする移籍金が10億円超なのに対し、JリーグはJ1~J3までの60クラブで計20億円程度。海外とのパイプを築き、Jリーガーの移籍金が上がれば各クラブ戦力の補強や環境整備に回せる資金が増え、Jリーグ全体の魅力UPにも繋がるという。