東日本大震災から13年がたつ。津波被害を受けた福島県双葉町。福島第一原発が見える。津波による被害で制御を失い、大気中に放射性物質を放出した。その影響で双葉町は、ほぼ全域が帰還困難区域に指定された。7140人が全国各地に避難。この町でひときわ目を引くものがある。建物の壁には、高さ7m幅16mの壁画。これだけではなく、他の壁にも画が描かれている。住人の顔などが描かれている。仕掛人は赤澤さん。双葉町には十数か所の壁画がある。壁画を作ったのはアート集団・オーバーオールズ。双葉町を変えようとしている。WOWと感動する壁画を作ってきたという。2022年、双葉町では一部地域で避難指示が解除された。公営住宅が整備され、現在は102人が町内で暮らしている。双葉町に帰還した高倉さんは、壁画に力を貰えるという。きのう、震災後、はじめて郵便局が開業。コンビニ・診療所・ホテルが開業している。ひなた工房 双葉という工場もできた。オーダーシャツや着物のリメイクなどをしている。双葉町は2030年ごろまでに町内の人口を2000人とする目標を掲げている。住民の55.2パーセントが町には戻らないと決めているという。新たな壁画には、メッセージが描かれるという。