日本国内では東京都や大阪府などが「宿泊税」を導入。宿泊料に応じて税額を決めているが京都市は2026年3月から「宿泊税」の上限を引き上げる案を発表。現在、200円、500円、1000円の3つの区分がある。来年から5つの区分に変更し税額を引き上げる。最も高い1人1泊10万円以上の税額は1万円。増収分について京都市は文化財の修理助成やオーバーツーリズム対策などに使用するとしている。京都市・松井市長は「施策を裏打ちするような費用の一部を市民だけでなく観光客の方々もご負担いただく」「公共交通の混雑等の観光課だの対策を着実に実施しなければいけない」などとのべた。1泊10万円超の部屋があるホテル日航プリンセス京都・田口明宿泊部部長は、率直に言って金額のインパクトの大きさには非常に驚いたと明かした。studio−L代表コミュニティデザイナー・山崎亮は、裕福な旅行者から対策資金を集めるのが今回の宿泊税の狙い、宿泊税がどのように使われるのか明確に伝えることが重要だと話した。