「先生をお母さんと呼んじゃうのは心の辞書で隣に並んだ言葉だから」について、東京大学の広瀬教授が解説。人は覚えた言葉を脳の中に記憶し使えるように整理していく。これを心理言語学的には「心的辞書」という。人が言葉を発する時、心的辞書を検索して言いたい言葉を口に出すが、取り出し間違いが起こることがある。主に「音が似ている言葉」「概念的に似ている言葉」で起こりやすい。お母さんと先生は概念的に「頼りになる大人」「面倒を見てくれる」「色々教えてくれる」など共通点が多い。それにより、言い間違いが発生するとのこと。この現象は日本だけでなく海外でもみられる。