中国やロシアなど新興国でつくるBRICSの首脳会議はパートナー国の新設を決めた。23日に行われた全体会合の冒頭でロシア・プーチン大統領は「世界でBRICSの存在感が増している」と強調した。共同宣言にはドルに代わる新たな国際決済システムの構築を目指すことやBRICSの「パートナー国」創設を支持することなどが盛り込まれた。パートナー国についてロシア大統領府は13か国が認められる見通しだとしていて、トルコやインドネシア、タイ、マレーシアなどが取り沙汰されている。24日にはアジアやアフリカの各国が参加する拡大会合が開かれる予定で、ロシアはグローバルサウスの取り込みを加速させたい構え。