カリブ海の沖合に巨大魚たちが集結するミステリースポットがある。バショウカジキは最高時速100kmで泳ぐともいわれる超高速のハンター。バショウカジキの狙いはイワシでバショウカジキ同士が協力してイワシを徐々に追い込む。剣のように伸びる上顎で叩いて捕まえる。浅い海峡にぶつかった海流が深いカリブ海の底にたまった栄養分を海面へと押し上げる。すると沖合にも関わらず狭い海域でプランクトンが大発生し多くの魚たちが集まるようになったという。ジンベエザメの全長は最大12mで食べ物は巨体に似合わず小さなプランクトン。海水ごと飲み込みエラで濾し取って食べる。口の幅は1.5mにもなる。夏になるとカツオの仲間が途方も無い数の卵を狭い海域で産む。ジンベエザメは大量の卵を食べるために周りの海から集まってくるという。