G7サミット(主要7カ国首脳会議)が日本時間のきょう未明、カナダで開幕した。各首脳は冒頭の議論でG7が結束して世界経済をめぐる諸課題に対処していく必要があるとの認識を共有した。このほか、イスラエルとイランの軍事衝突で緊迫化する中東情勢などをめぐっても意見が交わされる見通し。サミットには石破総理大臣のほか、議長国カナダのカーニー首相、イギリスのスターマー首相らが初めての参加となる。またアメリカのトランプ大統領が再登板して初めて開かれるサミットでもあり、トランプが関税をめぐり、各国にリールを迫る中、G7としても協調姿勢を示せるかには不透明感も漂っている。議長国のカナダはトランプ大統領と各国首脳との亀裂があらわになる事態を避けるため、首脳宣言の発表は見送るとみられている。首脳宣言が見送られれば、ロシアも加えたG8時代の2007年以来、18年ぶりとなる。日本時間の午前4時ごろに石破総理とトランプ大統領が会談した。会談時間は約30分。