福井県敦賀市。去年3月の市議会である問題が取り上げられた。敦賀市の財政を脅かす、ふるさと納税なかったら問題。今、敦賀市の財政は毎年の歳入だけは歳出を補えない。そこをふるさと納税で補填することが状態化している。周遊バスの運営や公園の維持管理費などの行政サービスに活用してきたが、昨年度、寄付額が7億円減少し、ふるさと納税なかったら問題が現実味を増してきた。ふるさと納税減少の背景にはおととし10月に国が行ったルール変更がある。その直前の9月、寄付の駆け込み需要が発生した。敦賀市で人気の返礼品のカニなどは駆け込み需要に間に合わなかった。ふるさと納税の流動性の高さに振り回された。