ニシノエージェントは11番人気を覆して京成杯を制覇。生まれは北海道新冠町のカミイスタット。家族経営の小さな牧場で、母馬はビクトリアスマイル。一族にはGI優勝馬もいる。カミイスタットは1967年に創業。上井武光さんが祖父・父から牧場を受け継ぎ、妻・千秋さんが育児や介護をこなしながら支えてきた。夫婦二人三脚の努力に応えるように生産馬が活躍。年間生産頭数はノーザンファームの700頭に対してカミイスタットは15頭。ニシノエージェントはカミイスタットに12年ぶりの平地重賞タイトルをもたらした。次は創業以来初めての日本ダービーに挑む。