カリフォルニア州の小学校で行われていた英語の授業。子どもたちが書き取りをしていたのは「筆記体」。通常の活字体に比べて複雑な形の筆記体のため、子どもたちの鉛筆を持つ手はガチガチ。「筆記体」は近年では学校で教えることが減っていたという。英語の筆記体が現代の形になったのは18世紀頃で、アメリカでは公文書やビジネス文書は筆記体で書くことが主流となっていた。しかしタイプライター・パソコンなどの出現により次第に筆記体が使われることは減り、学校で教えることもなくなっていった。ところが近年になり筆記体の有用性を見直し、学校での授業を義務化する州が増えている。カリフォルニア州では今年1月1日から「筆記体」の授業を義務化した。