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「カルビー」 のテレビ露出情報

神田伯山はポテトチップスで有名な「カルビー」を訪れた。オフィスの会議室の名前は主力商品のブランド名になっている。カルビーは昭和24年に広島で創業、昭和30年に日本初の小麦製あられを製造した。その後もヒット商品を生み出し、売上高は約2500億円だという。黒歴史を生み出した張本人は江口聡さんと赤宗健吾さん。黒歴史となった商品が「ひとくち美膳」。平成17年、カルビーは大変革の時を迎えていた。新商品を生み出すために立ち上げられたのが「ドリームブランドプロジェクト」。プロジェクトのリーダーに抜擢されたのは江口聡さんだった。ジャンルは「健康」、ターゲットは「働く女性」に絞り、新商品「ひとくち美膳」が出来上がった。しかし、製造の過程が複雑だったため、製造部門は戸惑った。そこで焼き菓子製造のスペシャリスト・赤宗健吾さんに声がかかった。江口聡さんは当時を振り返り、料理学校に1年間通って勉強したと話した。最後は薬膳の国際資格も取ったという。
赤宗健吾さんに託されたのは製造ラインの構築だった。清原工場は会社の主力工場だったが、ほとんどの場所はスナックとシリアルの製造ラインが占めていた。与えられたスペースでは狭かったにも関わらず、当時は新工場を建設する時間がなかった。苦肉の策として赤宗健吾さんが考えたのが、3つのフロアを縦に使う立体構造の製造ライン。通常ではあまり見られない滑り台のような傾斜をつけたラインを作らざるを得なかったという。その後、赤宗健吾さんは焼き菓子製造に必要な機械を次々を集めた。赤宗健吾さんは当時を振り返り、どうすれば大量生産できるかを考えるのは燃える作業だったと話した。
会社はひとくち美膳の発売日を2011年3月に定めた。赤宗健吾さんたちは1日だって遅れてはならないと思い、動作テストの期間を削ったという。2010年末、ぶっつけ本番状態で全国向けの大量生産を始めた。しかし、材料となるイチジクの周りに葉っぱや枝の切れ端が混ざっていた。創業以来、品質管理にこだわり、厳しい基準を守っている会社にとっては見過ごせなかった。営業やマーケティング部門の社員を総動員して手作業で取り除いた。次の問題はカッターで切った断面に出てきたショウガのひげ。お菓子よりも長いショウガのひげが出ており、最新のカッターでも切れなかったという。赤宗健吾さんは当時を振り返り、上層部からものすごく怒られたと話した。次の問題は傾斜のあるラインからこぼれ落ちるひとくち美膳。結局、人海戦術で昼夜を問わず、ひとくち美膳をひとつずつ綺麗に並べ直したという。なんとか発売開始には間に合ったが、ロスの多さは改善できず、トラブル処理のためのコストばかりがかさみ、作れば作るほど赤字になった。売れ行きもぱっとせず、わずか1年半で終売となった。江口聡さんは当時を振り返り、スーパーなどに行った時、半額で売っているのが残念だったと話した。
会社はその後、朝食市場を狙ったシリアル系商品の販売で大成功した。大幅な増産を求められた時に役に立ったのが工場に残されていた赤宗健吾さんのレポート。ひとくち美膳の教訓が引き継がれ、需要に対応できるラインを短時間で作ることができた。その後、赤宗健吾さんはシリアル部門の責任者に就任し、今でも工場の製造ラインの現場で働いている。江口聡さんはマーケティング部門のトップとして会社の販売戦略を引っ張っている。赤宗健吾さんは黒歴史とは成功の途中だと話した。また、江口聡さんは失敗をして解決することで次につながると話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年11月16日放送 9:54 - 11:30 TBS
サンデー・ジャポンサンデージャンクション
「カルビー大収穫祭」が今年も行われる。オリジナルエコバッグがもらえるAコースとお菓子ボックスがもらえるBコースの2種類を用意。抽選で10万名にプレゼント。締め切りは来月8日まで。

2025年11月6日放送 5:25 - 8:14 フジテレビ
めざましテレビNEWS
カルビーは高騰している海苔を再現した「のりやん」を販売。ジャガイモのデンプンを使った代替食品。卵も高値となっている中、注目を集めているのは「乾燥卵」。賞味期限が長く長期保存が可能なため、安定供給が見込める。乾燥卵白を販売する企業によると、クリスマスのため需要が高くなるとのこと。また価格高騰により、「寿司活 ジョイナス横浜店」ではウニやホタテのメニューを変更し[…続きを読む]

2025年11月5日放送 23:30 - 0:15 フジテレビ
FNN Live News α(ニュース)
カルビープラス東京駅店できょう販売されたのりやん。ポテトチップスなどの製造過程で出るジャガイモデンプンを使用した大体海苔だ。ジャガイモデンプンを植物由来素材で色付け、独自製法で薄く焼き上げている。海苔1枚の平均単価は2020年度は10.48円だったが、2024年度は24.13円と2倍以上に。最近では日清食品のプラントベースうなぎなど、食品メーカーによる代替食[…続きを読む]

2025年11月5日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライトWBS Quick
カルビーが“代替ノリ”。

2025年11月5日放送 15:50 - 19:00 日本テレビ
news every.きょうコレ
カルビーは「のり」の代替品となるスナック菓子「のりやん」を開発。じゃがいもでんぷんにこんにゃく粉などを混ぜ着色し薄く焼き上げたものでJR東京駅で試食が提供された。のりは主要産地を中心に3年連続の不作。カルビーは今後客の反響をみてコンビニやスーパーでも販売できるよう量産体制を整えるか判断する予定。

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