現在約21万トンが行方不明となっている国産米。1袋30キロあたり、農協に出荷すると約1万2000円のところ買い取り業者は2万円で買い取るという。業者の住所は大阪市。今年既に2回届いているという。実際に問い合わせると生産者と小売業者を取り次ぐ仲介業者だと主張。小売業者から買いたいとの声が相次ぎ、これまで取引のなかった農家にも去年の倍以上の価格を提示し買い集めているという。見ず知らずのアタッシュケースを持った男性がその場で農家に交渉。これまで米を扱ってこなかった業種が新規参入。ホームセンターや土木業者から直接農家に問い合わせが相次ぐという。来月半ば以降に備蓄米21万トンを放出。3月末~4月に店頭に並ぶ見通し。味は5年経っても変わらず美味しいまま出すことが可能。外国産の米も今注目されている。アメリカ産の「カルローズ」短粒種の国産米に比べ中粒種は米粒が長いのが特徴。牛角などでは2月上旬から採用。店舗ごとに国産米・輸入米選べるようにしている。カルローズ米は5キロあたり約500円安く卸せるため問い合わせが3倍ほどに増加。都内のカレー屋では約5年前からカルローズ米を取り扱っている。甘みは国産米とほぼ変わらず、粘り気が少なくパラりとしているのが特徴。高騰が続く米、備蓄米の放出で安くなるのか。