来月に控えた自民党総裁選。おととい、石破茂元幹事長が地元である鳥取・八頭町で総裁選への出馬表明を行い、自身5度目となる総裁選を「最後の戦い」と位置付けた。石破氏は1986年に29歳の若さで初当選を果たし政界入り。これまで12回当選し、幹事長や党執行部、防衛大臣などを歴任してきた。一方でアニメキャラクターのコスプレや鉄オタぶりを披露するなど多趣味としても知られ、国民からは高い人気を誇る。今年7月のFNN世論調査では「次の自民総裁にふさわしい人」という質問に24.7%と最も支持を集めた。しかし総裁選は2008年以降4度挑んでいずれも敗北している。その要因が現れたのは5人の候補者で争われた2012年。1回目の投票では石破氏がトップになったが、議員票のみで争われる決選投票で安倍氏に逆転負けを期した。石破氏はフジテレビの番組内で「国会議員ともっとコミュニケーションを取るべきなどのご指摘はいただきます」などと話した。