小学校で起きた集団食中毒。いつの給食のどの食材が原因なのか特定するため、症状が出た児童たちの検便が行われた。さらに、給食は原材料を調理済み食品を50g・2週間以上冷凍保存することが決められており、数日分の給食と原材料が検査用に提供された。そんなとき、欠席者が出る3日前に遠足に行っていた4年生だけ発症者がいないことが発覚。食中毒を引き起こした日の献立が判明した。検査を受けた50人のうち28人から検出されたのはカンピロバクター。給食調理質に立ち入り調査が行われ、どのような工程で調理されたか詳細に調査。調理前の鶏肉から児童たちと同じ型のカンピロバクターが検出されたが、鶏肉のワンタンスープは中心温度が92度まで加熱されていることが確認されている。どこで何がカンピロバクターに汚染されたのか。実は調理の工程で食中毒を引き起こす大きなミスがあった。