カンボジアで初の内視鏡を使った悪性の腫瘍を取り除く手術が行われ、日本の大村和弘医師が見事手術を成功させた。大村医師は東南アジアで10年以上にわたり、高度な医療技術を伝える活動を行っている。カンボジアでは1970年代後半に医師の虐殺が起こり、医師の数が40人にまで減少して、以来国民は満足な医療を受けられていないという。大村医師は自分たちの国の患者を自分たちで救える環境作りのために活動を続けてきたという。その活動の成果で、カンボジアでは難しかった鼻の手術が、カンボジアの医師の手でできるようになったとのこと。大村さんはカンボジア国王から勲章を授与されたという。
大村医師が2013年にラオスの病院を訪れると、ラオスでは内視鏡ではなく顕微鏡を使って手術をしている実態が明らかになった。大村医師は政府の協力を得て内視鏡を導入し、次は専門医の育成に着手。しかし麻酔切れで手術中に患者が目を覚ましたり、不安定な電力で停電になったりと多くの困難が襲った。そんな大村医師は海外へ行く際には「現地の人に信頼される」ことを第一に行うという。そんな大村医師はいつしか「Dr.Bala」と呼ばれるようになり、その活動はドキュメンタリー映画に収められ、海外の映画祭で高く評価されているという。
しかしネパールを訪れた際には、病院から活動費用を請求され、それが払えないとなると支援を拒否されたという。そこで大村医師は替えの利かない技術を身に着けるべく、救命救急医から専門医に転身することを選択。帰国後東京慈恵会医科大学病院で耳鼻科医となり、内視鏡を用いた難しい手術の経験を重ねていった。その結果、他の病院では手術できないと言われた患者が希望を求めて来院してくるという。現在大村さんは1週間ほどの短期で支援活動を行っており、費用はすべて自費で報酬等はもらっていないという。そんな中今年4月、カンボジアから日本で内視鏡手術の技術を学ぶために2人の医師が来日。3月には以前支援を断られたネパールの国立病院から支援要請があったという。大村医師は「求められる支援」をテーマに、自国の患者を自国の医師が救えるよう、現在も活動を続けている。
大村医師が2013年にラオスの病院を訪れると、ラオスでは内視鏡ではなく顕微鏡を使って手術をしている実態が明らかになった。大村医師は政府の協力を得て内視鏡を導入し、次は専門医の育成に着手。しかし麻酔切れで手術中に患者が目を覚ましたり、不安定な電力で停電になったりと多くの困難が襲った。そんな大村医師は海外へ行く際には「現地の人に信頼される」ことを第一に行うという。そんな大村医師はいつしか「Dr.Bala」と呼ばれるようになり、その活動はドキュメンタリー映画に収められ、海外の映画祭で高く評価されているという。
しかしネパールを訪れた際には、病院から活動費用を請求され、それが払えないとなると支援を拒否されたという。そこで大村医師は替えの利かない技術を身に着けるべく、救命救急医から専門医に転身することを選択。帰国後東京慈恵会医科大学病院で耳鼻科医となり、内視鏡を用いた難しい手術の経験を重ねていった。その結果、他の病院では手術できないと言われた患者が希望を求めて来院してくるという。現在大村さんは1週間ほどの短期で支援活動を行っており、費用はすべて自費で報酬等はもらっていないという。そんな中今年4月、カンボジアから日本で内視鏡手術の技術を学ぶために2人の医師が来日。3月には以前支援を断られたネパールの国立病院から支援要請があったという。大村医師は「求められる支援」をテーマに、自国の患者を自国の医師が救えるよう、現在も活動を続けている。